世界ふしぎ発見!で紹介されたマルタ騎士団ですが、条件を満たせば誰でもマルタ騎士団に入ることはできます。
そしてふと気になるのが『今までマルタ騎士団に入った日本人はいるのか』や『マルタ騎士団に何人の日本人がいるのか』といったことですよね。
日本人にとってはマルタ騎士団はあまり馴染みのないものであり、『かっこいい騎士団に入ってみたい!』と一度は思ったことのある方もいるはず。
今回はそんな
・マルタ騎士団に入った日本人いるのか?
・それは誰なのか?
・今までマルタ騎士団に入った日本人は歴代で何人いるの?
といったご質問にお答えしたいと思います!
ですがマルタ騎士団に入るのは結構大変なんです。
マルタ騎士団の入り方・入る基準・入団方法についてはこちらの記事もご覧ください。
今まで何人の日本人がマルタ騎士団に入ったんでしょうか?
現在は日本人はマルタ騎士団に入るんでしょうか?
マルタ騎士団に入った日本人は歴代で何人いるの?
これまでのマルタ騎士団の約1000年近い歴史の中でマルタ騎士団に入った日本人は歴代で2人だけです。
一人目は1938年に入団した、山本信次郎さんで大日本帝国海軍の海軍少将でした。
二人目は2022年に入った武田秀太郎さんです。
武田秀太郎さんは日本人としては90年ぶりのマルタ騎士団入団でした。
マルタ騎士団に入った歴代の日本人ってたったの二人だけなんですね!
マルタ騎士団に入った(入団)した日本人は誰?
それではマルタ騎士団に歴代で入ったことのある日本人お二人の詳細をチェックしてみましょう!
マルタ騎士団に入った日本人1人目:山本信次郎さん
マルタ騎士団に入った一人目の日本人は軍人の山本信次郎さんです。
山本信次郎さんがマルタ騎士団に入ったのはおよそ90年も昔のことで、当時の日本は第二次世界大戦前でした。
明治時代、山本信次郎さんは中学校からカトリック系の学校に通うようになりましたが、当時の日本はカトリックに対する敵対視のような風潮もあったそうです。
ですカトリック系の学校に通う中で、山本信次郎さんは徐々にカトリックへの理解、信仰を深めていき、自身もカトリック教徒の洗礼を16歳の時に受けました。
その後神父の勧めで海軍学校に入り、山本信次郎さんは軍人を目指します。
当時の日本海軍にはカトリック教徒もそれなりにいたようですが、まだまだ少数派だったと言われています。
山本信次郎さんは語学も堪能でフランス語やイタリア語も話せました。
その語学力と熱心なカトリック教徒の評価を受けて昭和天皇のヨーロッパ訪問にも付き添い、当時のローマ法王・ベネディクト15世と昭和天皇の会見の橋渡しに尽力されたそうです。
そして山本信次郎さんが61歳の時に大聖グレゴリオ勲章を与えられ、正式にカトリックの騎士となったのでした。
大聖グレゴリオ勲章を授かったということなので、カトリックの騎士であることは間違いないですが、その騎士団はマルタ騎士団の騎士だろうと言われており、後述の二人目の騎士・武田秀太郎さんも『日本人一人目の騎士は山本信次郎さん』と発言して入ることからも、山本信次郎さんはマルタ騎士団の騎士だったのだと思われます。
そんな昔にもマルタ騎士団の騎士が日本人にもいたんですね!
マルタ騎士団に入った日本人2人目:武田秀太郎さん
二人目のマルタ騎士団に入った日本人は武田秀太郎さんです。
武田秀太郎さんがマルタ騎士団の騎士に任命されたのは2022年とかなり最近で、山本信次郎さんに続く日本人2人目のマルタ騎士団の騎士となりました。
武田秀太郎さんは大学生時代から青年海外協力隊や香港での貧しい子供への教育、国際原子力機関での働きが評価され、90年ぶり日本人二人目のマルタ騎士団の騎士となりました。
さらに武田秀太郎さんは京都大学卒業後、京都フージョニアリング共同創業者としても活躍しており、また最年少の31歳で九州大学准教授にもなった、世界の優秀な若手人材として注目を集めています。
日本人二人目のマルタ騎士団団員は90年ぶりなんですね!
武田秀太郎さんのマルタ騎士団に入った経緯を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
まとめ
マルタ騎士団に入った日本人は歴代で二人のみ。
一人目は海軍将校の山本信次郎さんで1938年に大聖グレゴリオ勲章を授与され日本人初のマルタ騎士団の騎士になりました。
二人目は京都大学出身の武田秀太郎さんで、2022年にマルタ騎士団の騎士に日本人としては90年ぶりに任命されました。
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