2023年4月11日のナショナルズ戦で2勝目をあげた大谷翔平選手ですが、この試合で肘(腕)の内側あたりにある黒いリモコンのようなものが映し出されました。
『この大谷翔平選手の肘についた黒いリモコンのようなものは何?』と思った方も多いと思うので、今回はこの『大谷選手の肘についてたリモコンのようなもの』について解説したいと思います。
実はこれ、今年からメジャーリーグのルール変更がありましたが、その対策なんです!
大谷翔平の肘(腕)のリモコンはピッチコム!時間短縮のため!
この大谷選手の肘(左腕の内側)にあるリモコンのようなもの名前はピッチコムと言います。
ピッチコムとは、ボタンを押すとキャッチャーに球種を伝えることのできる機械です。
拡大してみてみると確かにボタンがたくさんあって、リモコンのような機械ですね。
大谷選手はこの左肘(左二の腕)の内側にピッチコムを装着し、キャッチャーに球種を伝えています。
以前はキャッチャーからサインを出すのが通例でしたが、大谷選手や一部のピッチャーは自分から次に投げる球種をキャッチャーにサインを出す選手もいます。
このピッチコムの装着する場所は選手によって異なり、MLB(メジャーリーグ)最高峰の投手の一人、メッツのマックス・シャージャー選手はグローブの外側につけています。
他にも、このピッチコムを肩につけている選手もいます。
このリモコンのような機械、球種を伝えるためのものだったんですね!
でも、なぜそんな機械を使う必要があるんでしょうか?
なぜこのピッチコムを使うようになったの?理由は?
なぜこのリモコンのような機械を今年から大谷選手をはじめピッチャーが使いようになったのかというと、それはMLB(メジャーリーグ)の大きなルール変更が理由になります。
実はアメリカのではベースボールの人気離れが大きな問題となっており、観客に長い時間をかけて試合を飽きさせないようにするための対抗策が必要とされていました。
そこでMLB機構が考え出したのが、ベースボールの『試合の時間短縮』でした。
近年、この試合時間短縮を目的にここ数年で多くの試みをマイナーリーグで試していました。
その1つにピッチクロックがあります。
ピッチクロックとは、
・投手はランナーがいないときは15秒以内に投球モーションに入らなければならない
・投手はランナーがいるときは20秒以内に投球モーションに入らなければならない
というものです。(ちなみにバッター側にもタイムが1回しか取れない、30秒で打撃体勢にに入るというルールもできました)
この新ルール『ピッチクロック』よってピッチャーとキャッチャーがサイン交換をする時間が制限され、ピッチャーにストレスとなるため、球種決定の時間短縮対策としてこのリモコンのような機械『ピッチコム』が必要になりました。
なるほど、新しいルールに適応するためにこのピッチコムという機械を導入したんですね!
大谷選手のピッチコムの手応えは?粘着物質と誤解される?
このナショナルズ戦で初めて大谷選手はピッチコムを使ってみたようですね。
すでにこのリモコンをユニホームの下に隠しながら、みないでボタンを押しいるようですね。
ですが大谷選手のこのユニホームの上からボタンを押す動作を、どうやら球審はそれを『粘着物質の使用』と勘違いするアクシデントが起きたようです。
このシーンで、球審に大谷選手は『ピッチコムだよ!』と説明し、球審も方も笑って理解してくれたみたいです。
良かったですね!
まとめ
大谷翔平選手の左肘(左二の腕)の内側のリモコンのような機械はピッチコムという、サイン伝達のための機械だった!
このピッチコムが必要になった理由は、今年からMLBの時間短縮のルール変更によるものでした。
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