本当にジャニーズのチケットが欲しいファンの方々にはチケットが届かずなぜ不正転売をする人のところにはチケットが集まるの?と感じたことはないでしょうか。
また、時折ニュースでみかける『不正転売』はなぜなくならないのでしょうか?
実際、私も『絶対行きたい!』と思っていたジャニーズのコンサートやライブのチケットに当選できず、高額で転売されているのを転売サイトで見たことがあります。
正直『悔しいな』と思ったのが本音ですが、今回はそんな不正転売はなぜなくならないのか、どうやって数百枚もチケットを入手し不正転売しているのか、気になったので調べてみました。
当サイトでは不正転売をおすすめしているわけでは決してありません。
行きたかったジャニーズコンサートや舞台に不正転売のせいで行けなかった方もきっといるはず。不正転売、無くなって欲しいですよね…
そもそもジャニーズチケットの不正転売はなぜなくならないの?
ジャニーズのコンサートや舞台に限ったことではないですが、昔からチケットの転売は行われてきました。
いつしか本当に行きたいファンの方がチケットを定価で入手するのが困難になり、不正転売をする方々が買い占めるという現象が起きているのが現状です。
これはファンだけでなく、運営側やアーティストにとっては由々しき問題です。
ではなぜ不正転売がなくならないのかというと、不正転売をする理由は儲かるからなんだそうです。
特にジャニーズのコンサートや舞台、ワールドカップやオリンピック等の人気チケットは2倍、3倍となっていたり、ひどい時は10倍もの高額なこともあるそうです。
過去にはジャニーズのあるミュージカルで40万円近い値になったこともあります。
それだけ高額に設定しても、買い手がいるというのが現状で、取引が成立してしまうんです。
中にはチケットの不正転売だけで年間1000万円も稼ぐ人がいるとか。
最近 (2023年1月)もジャニーズのチケット転売で逮捕されましたよね。
チケットの不正転売、そんなに儲かるんですね…
そしてもう一つの理由が、『不正転売はインターネットさえ使えれば誰でも参入できる』という点です。
現在多くのチケット転売サイトがありますが、ヤフオクなどのフリーマーケットアプリ、今は閉鎖されましたがチケットキャンプなどが有名です。
副業感覚で不正転売をしている方も多く、始めやすいのもなくならない理由なんでしょうね。
ですがヤフオクを始め不正転売について対策を乗り出しているので後述したいと思います。
転売は誰でもやろうと思えば始めらるからなんですね。
不正転売している人はどうやってチケットを大量に入手している?
気になるのが、不正転売をしている人はどうやってあんなにも大量のチケットを入手して転売しているんだろう?と思った方も多いと思います。
ただでさえ、真っ当に携帯やパソコンでチケットを購入している人はチケットが当たらないのに、なぜ数百枚ものチケットを入手できるのでしょうか。
一昔前は外国人を雇ってチケットを大量購入し転売する方法、いわゆる人海戦術が主流だったようですが、現在は大量のスマホやタブレット、パソコンを個人で所持し、それを駆使して数十枚〜数百枚のチケットを入手していることが多いそうです。
友人や家族に頼んでチケットを購入していることもあるんだとか。
ですが最近はさらに高度化しており、専門の知識がある人が大量のメールアドレス・アカウントを作成し、チケット販売サイトで自動でクレジットカード等の情報を入力するプログラムを組み、誰よりも早く大量の応募をするという手法があるそうです。
自動で必要情報を入力するプログラムには手動で入力するより圧倒的に早く、多くの情報を楽に入力が可能になります。
専門知識のある人がチケット販売時に大量の応募をしていたら、チケットの当たる確率も上がりますよね…
そんな不正転売に対して対策はとってるの?
不正転売でチケット購入ができない人たちを守るため、不正転売を防ぐ法律や対策はここ数年で急速に確立されてきました。
2019年に特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律、いわゆるチケット不正転売禁止法が施行され、不正転売に対する具体的な罰則や定められました。
その中身は、消費者庁によると『違反したときの罰則は1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金又はその両方が科されます。チケットの転売は、業者だけでなく個人であっても、反復継続の意思をもって、販売価格を超える価格でチケットの転売が行われていれば、「不正転売」に該当し、罰則の対象となります。』
ということです。
業者・個人に関わらず、反復継続の意思をもって、販売価格を超える価格でチケットの転売が行われていれば不正転売とみなすということですので、ジャニーズのチケットで良く見かける数万円以上もの高額の転売の場合はアウトとなります。
また反復継続とも記述があるので単発では不明ですが、逮捕されているチケット不正転売のニュースを見るとだいたい数年以上は継続して不正転売をしているケースが多いです。
他にもヤフオクは2017年にチケットの転売防止措置を発表しました。
ヤフオクの発表は『ヤフオク!では、当社が不適切と判断した商品の削除を行っておりますが、このたび、転売する目的で入手したと当社が判断するチケットを出品禁止物として明示することとしました。』となっており、積極的に不正転売防止措置を取り始めています。
他にも企業側が
・一定時間で変化するQRコードを導入
・顔写真付きの身分証の提示
・チケットのQRコードや番号の開示を入場直前に行う
など様々な努力を展開しています。
ですが先の2023年1月に逮捕されたジャニーズの舞台チケットの不正転売をしていた人は、『転売防止のために購入者しか所持できない電子チケットでは、携帯等の端末を直接貸し出して不正転売をしていた』らしく、穴をついた不正でした。
というように、どの対策も完璧ではなく抜け道を使って不正転売が横行しているのが現状です。
またチケットの不正転売がされているサイトはかつてのヤフオク以外にもたくさあり、チケットを販売している側が個人的取引を一つ一つチェックするのは不可能です。
それらのサイトが足並みを揃えない限りジャニーズのチケット不正転売問題はイタチごっこになりそうです。
いつかこれらの抜け道がないような完璧な不正転売ができないチケット販売ができる時代が来るといいですね。
まとめ
ジャニーズのチケット不正転売がなくならないのは利益が出やすいのと、誰でも参入しやすい状況があるため。
大量のチケットを不正転売をしている人はプログラミングによって自動入力化していることがある。
ジャニーズのコンサートのチケット不正転売は現状イタチごっこが続いている。
本当にチケットが欲しいファンの元にチケットが来てくれるよう、対策は続きそうです。
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