悪魔払いとしての役割をもつエクソシスト。
日本でもそのエクソシストという言葉は認知されてはいるかもしれませんが、キリスト教徒の職業のためあまり馴染みはありません。
『友達にエクソシストいるよ!』なんて日本人はあまりいませんよね。
ですがキリスト教徒、特にイタリアなどでは頻繁にエクソシストによる悪魔祓いが行われています。
そんな『悪魔祓い・エクソシスト』になるにはどうしたらいいんでしょうか?
(エクソシストになるための方法)
またエクソシストになるにはどのような条件が必要なんでしょうか?
そしてエクソシストになった日本人はいるのか?という疑問にお答えしていきたいと思います!
エクソシストという職業は日本人にとってあまり馴染みのないものですよね。
どうやったらエクソシストになれるんでしょうか?
エクソシストになるにはどうしたらいいの?方法や条件は?
それではまずはエクソシストになるにはどうすればいいのか、どのような条件や方法があるのかを確認していきましょう。
また、エクソシストになったからといっても自分の判断で勝手に悪魔祓いはできないなど、エクソシストのルールもあるそうなので、合わせて確認していきましょう。
エクソシストになるための意外な方法とは
エクソシストになるためには、4つの条件があります。
1つ目はキリスト教徒であることが第一前提です。
エクソシストはそもそもキリスト教(カトリック)の役職の1つであったため、キリスト教徒であることは必須の条件です。
2つ目のエクソシストになる条件はカトリックの神父であること、そして司教(カトリック教会におけるその地域を担当する一番上の階級の役職の人)に任命されることが条件です。
もちろん、エクソシストになるための技術や経験は必要ですが、エクソシストとしてどのくらいの期間活動したか・どのくらいの実績があるのかといった条件はないようです。
3つ目の条件は悪魔祓いに欠かせない必須の道具、聖水・十字架・ストーラ(礼服)を所持していることです。
4つ目はカトリック信者として『厚い信仰心』をもつことです。
確かに、4つ目のどんなことがあっても信仰心を忘れないというのは最も大切かもしれません。
エクソシストになるにはこの4つの条件が必要なんですね。
大学で6日間の臨時エクソシスト養成プログラムがある?
実はヨーロッパでエクソシストは現在不足しています。
カトリックの総本山、バチカンではエクソシストによる悪魔祓いは医療機関で精神疾患を排除してから行うように取り決めています。
にもかかわらず毎年50万件もの悪魔祓いがヨーロッパでは行われているんだそうです。
これらのエクソシスト不足に対抗するため、バチカンはローマ法王公認のカトリック大学である『教皇庁レジーナ・アポストロルム大学』で6日間のエクソシスト養成プログラムを毎年行なっています。
この臨時的なエクソシスト養成プログラムはエクソシストの基礎を学ぶことができ、毎年200人以上の人が受講しているそうです。
ですがこの臨時的なエクソシクと不足に対抗するための養成講座を受けたからと言ってエクソシストとして活動をすぐに始められるわけではなく、『悪魔祓いの補助的な手助け』ができるようになる(エクソシストの補助ができる)ということです。
ここからエクソシストとしての技術と経験を積んで、いつかエクソシストとしての活動を目指す人が受講するものと考えられますね。
それだけヨーロッパではエクソシストへの関心が高まっているんですね
エクソシストのルールとは?携帯電話でも悪魔祓いを行う!
そんな悪魔祓い・エクソシストにもルールがあります。
前述しましたが、まず1つ目はエクソシストが悪魔祓いをする前に必ず医療機関を受診してから行うことが決まっています。
これは悪魔祓いを受けたいと思った人に精神的な疾患がないことをあらかじめ除外しておく必要があるという考えからです。
またエクソシストが悪魔祓いを行う際は医師の同伴も必要です。
これはカトリックの本部・バチカン取り決めたルールであり、エクソシストはこのルールに従わなければなりません。
確かに精神疾患が原因であれば、しっかりと適切な医療を受けることが最優先ですので、これは重要なルールですよね。
2つ目はエクソシストが悪魔祓いの儀式を行う際は教会の許可が必要というルールがあるようです。
エクソシストとして活動する際は、必ずその地域のカトリックの責任者(司教と思われる)の許可が必要なようです。
有名な悪魔祓いの映画『死霊館 エンフィールド事件』の会話にも出てきましたが、エクソシストのウォーレン夫妻は悪魔祓いをする際に『教会の許可を待っている時間はない!』と会話している描写もありました。
また、エクソシスト不足から、嘘か本当か現代では携帯電話での悪魔祓いもあるそうです。
これの方法は先ほど述べた6日間のエクソシスト養成プログラムの中に入っているそうです。
エクソシストが活動するにはいくつかルールがあるんですね
エクソシストになった日本人はいるの?(過去・現在)
エクソシストになるための条件はわかりましたが、実際に現在日本人で正式なエクソシストはいるんでしょうか?また、過去にいたことはあるんでしょうか?
調べたところ、日本人でエクソシストになったという情報はありませんでした。
日本の各地域に司教はいますが、その日本人司教からエクソシストが任命されたというような情報はないようです。
興味のある方は日本カトリック中央協議会のホームページから各司教に直接聞いてみるのもいいかもしれませんね。
日本カトリック中央協議会のホームページはこちら
日本では『エクソシスト』という職業が一般的に認知されていないので、公に公開することはしないんでしょうか
まとめ
エクソシストになるには必要な条件
・キリスト教徒であり、カトリックの神父であること
・エクソシストとしての技術・経験を積み、その地域の司教から任命されること
・聖水・十字架・ストーラ(礼服)を所持すること
・カトリック信者として厚い信仰心を持つこと
エクソシストは不足しているため、ローマ法王公認の『教皇庁レジーナ・アポストロルム大学』で6日間の臨時的なエクソシスト養成プログラムを受けることができ、エクソシストの補助的な活動が可能になる
エクソシストのルール
・エクソシストが悪魔祓いもをする際は必ずその前に医療機関を受診する
・エクソシストが悪魔祓いをする際は教会の許可を得る必要があり、儀式には医師の同伴が必要
エクソシストになった日本人はいない(公式な発表では)
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