いよいよパリオリンピックも来年に近づいてきましたね!
きっとパリを訪れる日本人の方も多いはず!
そんなパリを訪れた時に、オリンピックの競技や観光名所を周るのに必ず使うのがパリの地下鉄です。
ですが私自身、パリの地下鉄では日本では経験しないようなトラブルに巻き込まれたことがあります。
言葉も通じず、日本であればあり得ないことが実際にありました。
そこで今回は私自身がパリで経験した『パリの地下鉄で切符を改札に機械に入れても切符が戻ってこないトラブル』と、フランス人に聞いた『パリの地下鉄のトラブルの対処法』、『駅でのトラブル時に使えるフランス語』をご紹介したいと思います!
フランスは英語がそこまで通じないのが実情です。
フランス語での駅でのトラブル解決しないと行けません。
実際にあったパリの地下鉄(電車)でのトラブル!切符が戻ってこない!
これは私が実際に経験したお話です。
大学生の時にパリに観光に行きました。
当時親戚がパリに住んでいたため、2週間ほどパリに滞在しエフェッル塔やルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿などを観光しました。
パリの観光名所はコンパクトにまとまっていて、その交通手段で最もよく使ったのがパリの地下鉄(電車)でした。
当時は紙の切符を買って地下鉄を回っており、いちいちフランス語の券売機で切符を買うのがめんどくさかった私は『5〜7日間くらいの地下鉄乗り放題のチケット』買いました。
↑このようなチケットで、日数は選べたと思います。
『これがあればパリ市内、どこでも値段を気にせず観光し放題だ!』と意気揚々と観光名所を巡っていた時にトラブルは起きました。
数日乗り放題切符を使い、パリの地下鉄に慣れてきた頃に、その日もいい時間になったので『さてそろそろ帰ろうかな』と思い、改札の機械にいつものように切符を入れ、改札の中に入って切符が改札の機械から戻ってくるのを待っていました。
ですがなぜか改札の機械から切符が戻ってきません!
フランスの地下鉄は無賃乗車が横行しているため、パリの地下鉄の改札のゲートがやたらと高いところがあるんです。
↑こんな感じでパリの地下鉄の改札のゲートは高く、私が引っかかった改札もこんな感じでした。
全ての改札でこのような高いゲートがあるわけではないです。
これにより改札の外に出て切符を買いなおすということができなかったんです。
また他の乗客の目もあり、改札のゲートを強行突破する勇気なんてありませんでした笑
しかもその改札の周囲には駅員もおらず、周りの人に聞くにもフランス語は話せないので完全に詰んだ状態だったんです。
改札から出られないし、買いなおせないし、聞けない。
ということで当時の私はとりあえずそのまま最寄の駅に帰って、『最寄の駅員になんとか説明しよう』という結論に至りました。
そして最寄駅に着いた時にまた起こったトラブルが、『最寄り駅の改札にも駅員がいない』ということでした。
いつもはいたんですが、なぜがその時は駅員室に誰もいなかったんです。
困った私はしばらく出たい改札の前で考え込んでいました。おそらく15分くらいは考えてました。
当然、後ろからどんどん人が改札を出て行きます。
そんな時、改札の前で出られない私をみてある青年(中東系の方)が私に手招きをしたんです。
最初、私は意味がわかりませんでしたが、彼は自分の切符を指差し『一緒にゲート通してあげるよ』というようなジェスチャーを送ってくれたんです。
まさに15分どうしていいかわからず、困っていた私にとっては渡りに船でした。
もう他に手段のなかった私は、『もう駅員も戻る気配ないし、いっか』という考えに至り、その青年の背中にひっつくようにして一緒に改札のゲートをくぐり、無事地下鉄の改札を出られたんです。
今思うといい方法ではなかったのかもしれませんが、当時は改札から出られないパニックにもなっていました。
しかしですね、その青年が私を助けてくれるまでの15分間ほど観察していると、パリ市民の方々も駅の改札を通り抜ける時、結構な頻度で出られてないんです。
改札の機械が、切符を入れてもゲートを開かないんです。
しかもパリ市民の皆さんは当たり前のようにゲートを力で押してこじ開けて強行突破していくんですね。
あとあとパリ在住の親戚に聞いて知ったのですが、実はパリの地下鉄の改札機械が正しく機能しないのは日常茶飯事のことのようで、パリ市民の方々も慣れたようにゲートを強行突破しているんです。
パリ市民の方々にとって、地下鉄改札の強行突破は魏の軍師八指・氷鬼もいうように立派な策なんでしょうね。
それを聞いて私は『おお、日本じゃそんな起こらないよなあ』とパリと日本の地下鉄との違いに驚いたのを覚えています。
パリの地下鉄で切符が改札機から戻ってこない時の対処法
現在はパリの地下鉄には日本で言うところのスイカのような『Navigo』と言う電子チケットがあるので、パリ在住の親戚によると紙の切符ほどトラブルはないようです。
ですがもしパリの地下鉄でトラブルがあった場合の対処法としては、
・駅委員に聞く
・周りのフランス人に聞く
・強行突破
の三択になると思います。(もちろん上2つが望ましいですが)
Navigoはそれほどトラブルがないようなので、パリオリンピックの際はこちらの方が安全かもしれませんね!
フランス人は若い世代なほど英語が話せる傾向にあるので、英語が話せる人で困った時は若いフランス人に聞くのもありです。
まとめ
パリの地下鉄で切符が改札機から戻ってこない時の対処法として、駅委員に聞くやフランス人に助けを求めるが一番いいですが、強行突破が必要な時もあるようです。
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